from Mexico 1
00/02/17
と、言うわけでメキシコ放浪記であります。
二週間だと短すぎるけど四週間だと疲れるかな、ということで間をとって三週間の日程、
と言っても行きと帰りの飛行機以外は全部現地で決めてしまおうという、
いつもの通り全く無計画な旅であります。
今回は出発前が有給消化などしていたためわりと準備ができたので、
ほとんど英語が通じないというメキシコの公用語、スペイン語なぞをちと勉強したりしましたが、
中学から習ってた英語が未だに話せない事から考えても気休めにもならんでしょう。
などと準備に余裕を持っていたはずが、やはり当日はばたばたしてしまいまして、
空港には引換券の集合時間に一時間遅れで到着。夕方発だと思ってかなり油断してました。
しかし初めての海外旅行で本気でおくれてしまい、航空会社に電話して、
出発予定時刻一時間前までにチェックインしていればキャンセル扱いにはならないことを知っていた私は、
集合時間は出発の二時間半前なので、あまりあせることなく無事手続きを済ませました。
前回タイ旅行のときはクレジットカードを忘れるという大ミスをやらかしてしまい、
トラベラーズチェックの予算内での旅行を余儀なくされましたが、
(まぁそれでもタイは物価が安かったので余裕でしたが)
今回はそれもなく無事に飛行機に搭乗。いよいよ待ちに待った日本出国なのでした。
飛行機で席が隣だった女の子が一眼レフで夕日の写真を何枚も撮っていたので話をしてみると、
彼女も行き先はメキシコだそうで、大学を休学して一ヶ月メキシコでスペイン語の語学学校に通った後、
一年かけて南米を下るというかなりのハードなトラベラーでした。
しかしそんな旅行慣れしてるわけではないらしく、さらに偶然にも彼女のバイト先のお別れ会が、
私のいた会社の先輩が働いているところだったこともあり、いろいろ話してたので、
長い飛行時間もさして苦にはなりませんでした。
ロサンゼルスでトランジットしていよいよメキシコシティーへ。
標高2000メートル以上の都市だから空気が薄い上になんかひどい大気汚染らしいです。
まぁ実際降りてみないと分からないな、と無事着陸。あたりはもう暗くなっていました。
彼女の方はニューヨークで知り合ったメキシコ人ホセが迎えに来ているはず、との事。
ホセも無事見つかり、お前はどうするという事になったのですが、
なんか車に乗せてくれそうなので適当に地球の歩き方に載ってるホテルに行ってくれるかと、
旅先ではわりと他人の親切にすぐのる私も言ってみたところ、
本にある住所じゃよくわからんのでホセの友人ウィリアム
(ホントはなんか違うメキシコ名なんだけど言いにくいので発音が近いこれでいいと)
電話で確認してくれるとの事だったのですが、どうもつながらなかったらしく、
彼が使っていない家があるのでそこに泊まるかと言ってくれたのでまたホイホイついていきました。
ホントは知らない人について行くのはいけないんですけどそんな事言ってたら旅行はつまんないから、
この辺は賭け。まぁ彼女とその友人を信頼ってとこで。彼らは英語が通じましたし。
その家はちゃんとホットシャワーとテレビがついていてまぁ許容範囲でした。
ホセには幽霊が出ると脅されましたが。
そこで軽くみんなでビールを飲んだ後、じゃあここで寝ていいから、
とみんなはホセの家に行ってしまいました。
まぁさすがに今度はついていきませんでしたけど。
一泊分浮いたぜ、と思ったのですが、なんか夜は危ないから出るなと鍵をかけられたため、
実は軟禁状態。あら、と思いながらもまぁとりあえずテレビ見て寝ました。
翌朝「8時に来る」と言っていた彼らはお約束の九時過ぎにウィリアム一人到着。
これからどうする、今日も泊まるかと言うのでさすがに今日はホテルをあたるとお礼を言い、
まだ通貨をペソに換金してなかったので銀行はどこかと尋ねると、
メトロ(地下鉄)に乗ってソカロ(中央広場の総称)に行けばあると地下鉄代5ペソをくれました。感謝。
ついてるのかついてないのかよくわからんけどなんか面白そうな旅の始まりの予感。
このペースで書いてたらものすごい量になるから今後はとばすよ。