from Mexico 2
00/02/18-00/02/23
さて、到着から一夜明けてやっと自由にシティーを歩けました。
メトロに乗って行ったホテルは地球の歩き方に載ってたから日本人が多いとは思いましたが、
日本人しかいませんでした。って言うか日本だよあそこ。
でもまぁ不慣れなのでここらで軽く情報を仕入れようかと。
そこで聞いたんだけど地下鉄は昼間でも危ないから乗らないほうがいいとか。
スリ(と言っても五、六人に押さえつけられる。強盗)が多発しているそうです。
タクシーを使えというのですが本や外務省のFAXではタクシーの方がやばいって書いてあったぞ。
まぁ現地の人が言うほうが正しいのでしょうが値段が数十倍安い地下鉄に注意して乗ることに。
かなり警戒してたから相当目つき悪くなってたと思う。まぁ無事でしたけど。
とりあえず結構普通に観光してうろうろしました。よかったのはルチャ・リブレ。メキシコのプロレスです。
メキシコと言えばプロレスでしょ、といろいろホテルの人に解説してもらいました。
こういうのは日本人宿の利点かな。まぁ英語とかでもなんとかならんこともないけど。
こっちのプロレスは日本以上に脚本どおりの吉本新喜劇。でもメキシコ人本気で応援してた。
最後の停電には本気で驚いた。夜は危険なので早めに退散。マスクもっと買えばよかった。
あとティオティワカンのピラミッドからの帰りのバスがよかったです。
ピラミッド自体は超観光地で、土曜だったのでなんか小学生団体が多かったのですが、
帰りのバスが途中まで一人だったので、運転手さんに「こっち乗れ」と隣の一番前の席に座って、
のどかな田舎道をメキシカンソングをがんがんに聞きながら一緒に口ずさんでみたり。
こっちのバスってトラックの運ちゃんみたいになんか自由にカスタマイズして自分の好きなテープ流してた。
途中で乗ってきた口ひげとグラサンと麦わらの似合うおっさんに挨拶について教えてもらいました。
ブエノス・ディアス、ブエノス・タルデス、ブエノス・ノチェス。
メシはもっぱら屋台で、やっぱタコス食いました。
一皿にタコス4個で5ペソ(60円くらい)とか。他の食べ物に比べてやたら安いの。
さすがにそればっかじゃ飽きるけど。でも屋台メイン。
二泊ほどしてシティーを離れて北へ。こっちは大きな移動はバスです。鉄道一度も見なかった。
ターミナルで暇なので子供の絵とか描いたら見つかったのであげちゃった。
着いたのはパパントラというなんかかわいい町で、日曜の夜だったのでソカロにやたらに人が集まってました。
なんか他に娯楽がないのかというくらいみんないるの。綿菓子売ってたのがよかった。
翌朝なんかすごい混んだ通勤バスに乗ってエルタヒンの遺跡に。
ここはなんかリニューアル中というか、これから売り出すみたいで、入り口とか所々で工事中でした。
遺跡は朝早かったので人もほとんどいなくて、ジャングルの中にあるので霧が立ち込めてていい雰囲気でした。
なんかいろんな鳥とかがギャーギャー鳴いてた。晴れてくるとやっぱ暑かった。
ひやかしで入ったおみやげ屋で値段交渉をして遊んでたらなんとなくTシャツとか買ってしまった。
翌日はベラクルスへ。行きのバスで隣に座っていた女の人が珍しく英語が通じました。
大学生で週末だけ町に帰るそうです。なんか観光の仕事に就きたいそうで。
街の中心部まで案内してもらいました。
ベラクルスはなんか観光地。こういう国の観光地って金持ちとそうでない人がはっきり分かれますからね。
夜は音楽とダンスがいろんなとこで催され、毎日がお祭りみたいな感じでした。
観光に来た老夫婦とかが手を取り合って踊る姿はなかなか微笑ましかった。
カフェでメシ食ってるとなんかゾンビみたいなばあさんの乞食がよたよた寄ってきて不気味でした。
乞食って言うか普通に家とかありそうな人が外人を見つけると買い物帰りみたいな格好でも来るのがイヤ。
ベラクルスではなんたら要塞でちょっとおせっかいなメキシコ人母娘につかまって、
泳ぎに行こうとか言われてボートのったりいろんなとこに連れまわされて楽しかったです。
泳ぐって荷物無防備になるから一人じゃできないんだよね。こういう人達がいるから旅行は面白い。
ちなみにベラクルスの海は日本の浜とあんま変わんない。
一人じゃ場所もわかんないようなシーフードレストランにも一緒に行きました。
お礼に絵を描いてあげました。あんま似なかったけど喜んでもらえてよかった。
僕はその日夜行で移動しようと思っていたのですが、すごい引き止められました。
確かに明日も一緒にいると楽しかったと思うけど、やっぱり自由に動きたくなったりして、
一度決めたことだから強行しちゃいました。でもホントに楽しかったです。
え、娘の方は可愛かったかって?うーん、だったら残り2週間ずっといたかも。
うそうそ冗談ですがな。