from Mexico 5
00/02/26-00/02/27
パレンケ最後の朝、いよいよ遺跡へ。
コレクティーボに乗って行った遺跡は土曜と言うこともありツアーの観光客でいっぱい。
行きの車で乗り合わせたオランダ人が「I hate tours.」とか言ってた。
しかし遺跡内でタバコふかしながらひたすらビデオ録画するお前もどうかと思うぞ。
それにしてもあいつらずっと録画してるテープとか家で見るのかね。
あたしはポケットカメラで気に入った絵や資料になりそうなアングルをパシャパシャ。
有名な石棺がある入り口が閉まってたので入れないのかと思ったら、
後で気付いたら開場から一時間後くらいに開いてたらしい。なんだそれ。
すごく重要なものを見逃した。
入り口近くのおみやげ屋で仮面を購入。何の変哲もないお面。なんか装飾が多いのも違うと思って。
パレンケで買った仮面だからパレンケの仮面。これでピクトリアルに行ける。
ちょっと下にある遺跡博物館に立ち寄り発掘物などを見る。
どう見ても猿と豚とくちばしのある生き物と人間のセットの土偶は西遊記だと思ったが、
解説のところには中国とかそれらしきことは書いてない。
これを追求すればマヤ文明と中国の貿易とかを証明できるかも、ってまー誰かやってるだろな。
ちなみにマヤ文明の全盛期って日本でいう大化の改新とかあのへんなんだって。
イメージ的には縄文時代くらいかと思ってた。わりと新しい文明なのね。
ってゆーか大航海時代に白人にブチ壊されるまでああいう生活だったんだもんな。
それから町に戻って、大工さんと宿のご主人とその妹さんと娘さんに別れの挨拶をして、
パレンケを去るのでした。
途中ビシャエルモッサに寄ってラベンダ遺跡公園に行ったら、
地球の歩き方には5時までと書いてあったのに入り口は4時で閉まってた。なんじゃそら。
まだ中に人がいるからと頼んだけど駄目。後から来た外人グループも同じような目に合ってた。
バスターミナルに戻ってオアハカ行きのチケットを買おうとしたら、
すぐ出るのは満席らしく結構先の時間のしかないらしい。
仕方ないからその辺の店をうろうろしてたら、なんと地球の歩き方がない!
さっきはあてになんねーなコレとか思ったけど、ないとさすがに困る。探したけどない!
仕方が無いので日本人を見つけてとりあえずオアハカの簡単な地図とユースホステルの位置を移す。
しかし日本人て本当にみんな同じ本持ってるよなぁ。
深夜バスに乗ってオアハカへ。13時間くらいかかるんだよなぁ。付かれた。
隣の席に座った背の高いオランダ人が、前の席に赤ちゃんがいるからここはうるさい、
今日は飛行機のチケットが買えなくてバスになった、ついてない、とかうるさかった。
長旅を経てオアハカに、が、そこからどうやって宿まで行くか?
タクシーなど高いのでもってのほか。セントロ行きのバスに乗ればなんとかなるさとバス乗り場へ。
でもそこにいた人に聞いたら逆だ、、と教わったので通りの向こうのバス乗り場から乗車。
どこがソカロかなー、とか思ってバスに乗ってると市場みたいなのを過ぎた後
あきらかに道路沿いがさびれ始める。ヤバい、と思って下車。
ちょっと戻ってバス停にいたおっちゃんに聞くとやっぱ通過してたらしい。
二人でバスを待つも来る気配なし。おっちゃんがじゃあ歩いて行くか、と言い出す。
よくわからんけどついていく。おっちゃんはでかい荷物を持ってたので持ってあげた。
まぁ本はなくしたけどこういうのもいいかな。
やっぱりさっきの市場がセントロで、ソカロはまた別らしい。
おっちゃんにお礼を言って交番の婦警さんに片言のスペイン語で尋ねる。
俺「ドンデ ソカロ?(ソカロ どこ?)」ドンデ=where。これに行き先でだいたい通じる。
婦警(前の通りを指して)「デレーチョ(まっすぐ)」ちなみにデレーチャ=右。左はイスキエルダ。
俺「クアント ティエンポ?ベインティ ミノトス?」クアント=how many(much),
ティエンポ=time,veinty=twenty(20),minotos=minits(分)
婦警「ムイ ムイ(もっと もっと)」muy=more
こんな感じ。文章で答えられても分かんないから
だいたい数字とか身振りで答えやすいように質問するのがコツ。
つー感じでソカロにたどりつき、ユースに。
日曜だったのでいろいろ入場がただになる施設や街をうろつく。
先住民の街、とか本に書いてあったけど基本的に他の街と同じかな。近郊に村とか多いらしいけど。
ここのユースはいわゆるユースでほとんど欧米人ばっか。
でもいろいろ英語で話せて居心地はよかった。旅行者は基本的にフレンドリーだから。
ただ今回最も英語力の落ちた状態だったので苦労はしました。
一対一ならともかく向こうが複数になると会話について行けない。
同室のドミトリーに泊まっていたアラスカから来た女の子二人組が消灯後に悲鳴をあげたから、
何事かと思ったら猫が飛び乗ってきたんだそうだ。
今度は反対側のベッドからキャー・・・、あたしは何もしてませんよ。
結局両端のベッドから追い出されたその猫は私のベッドで朝まで寝てました。