from Mexico 6
00/02/28-00/02/29
オアハカのユースでお目覚め。
午前中は結構ユース特有の旅行者同士のだらだらとした雰囲気だったかも。
シングルに泊まっていると部屋に一人でいる時間ってもったいない感じがするけど、
ユースだといるだけで外国なんだなぁって感じがするから。
つってもやっぱ出歩きたいのでぼちぼちうろうろしたりしました。
メルカド(市場。マーケットの類語と思われる)を適当に徘徊し、
近郊の村に行くためにバスターミナルへ。
ちなみにメキシコは鉄道が一部以外はほとんど通ってないらしいので、
国内の大きな移動は大半がバスなんだけど、その中でもちと豪華な一等(プリメラ)バスと、
庶民の乗る二等(セグンダ)バスとがあって、それぞれターミナルが別だったりします。
最初は時間にもわりと正確で清潔な一等ばかり乗ってたけど、
この頃からわりと二等も活用しようとし始めたりしてた。どーせいきあたりばったりだから。
つっても小さな移動はもっぱら二等で、この日は午後からちと近郊の村に行こうと思って
二等の庶民ターミナルに行って、テキトーに聞いた名前の行き先のバスに乗る。
とりあえず遺跡のあるミトラへ。ここの遺跡は保存状態がよく、
有名な独特な文様の壁を晴天の下見ることができました。
そろそろ旅行も半分過ぎたのでおみやげなど買わないとと思い始めたので、
いろいろおみやげ屋などに行ってみるも、旅行者用の場所はやっぱ高い。
それに最初の値の半分以下にはならない感じ。最初からふっかけてないからかな。
だいたい150と言われたら80くらいにはなった。買わなかったけど。
でもおみやげ屋街以外の、普通のお店でおみやげも、ってとこの方が安くて、
ミトラレリーフ模様のかばんを25ペソで購入。
それにメスカル(幼虫の入ったお酒。ここの名産らしい。)を入れてオアハカに戻る。
そのかばんは最初は人にあげようかと思ってたんだけど、
持ち歩いてるとだんだん気に入ってきたので、自分のものにすることに。
オアハカの市場で同じものを見つけたので買おうとすると値段が全然高かったので断念。
やはり現地で買わないと高くなるのね。
食事は昨日と同じ肉市みたいなとこで食べました。
ここは肉屋が買った肉をその場で炭火で焼く、みたいなとこで、
近くで売ってる野菜なども持っていくと一緒に焼いてくれるみたいです。
食べてるのは現地の人ばっかだったけど、気合で混ざって真似をして食べてみた。
素材そのものっていう味は下手な名物料理よりも美味。
煙の立ち込める独特の雰囲気はカッコいいの外人も見にはくるけど食べはしない感じ。
こういう場所ってホントは写真撮りたいんだけどフラッシュたくと怖いから記憶に留めるだけに。
内田有紀に劇似のメキシコ人(子持ちにしたような感じ)がいてこれは写真撮りたかったなー。
翌日はモンテアルバンの遺跡に。すごいことはすごいがこの頃もう遺跡に食傷気味。
疲れたのとユースの居心地がいいのでもう一泊しようかとも思ったけど、
残りの日程も少ないのと次の移動は結構かかるので夜行バスの券を購入。
夜まで適当に街をうろつく。出発前までユースでだべる。
外人同士が溜まり始めるともう会話についていけないんだけど、意味はなんとか分かる感じ。
こっちの人は大きなお金のおつりを持ってない、200ペソ紙幣なんてどこも使えない、とか、
夜冷えるとかそういう旅行者なら同感できる話題っつーのがかろうじて理解できるも発言はできず。
それをたまに言うと、「ここに2週間くらい泊まってれば分かるようになるわよ」とか言われた。
確かにそうかも。そういう旅行もしたいな。俺は移動貧乏だから。翌朝違う景色を見たいタイプ。
しかしヨーロッパ人って国と国がくっついてるから、
母国語、英語、あともう一個くらいみんな話せる感じ。
日本人はそのへんが全く違う言語系なので馴染みにくくて、ついつい日本人で固まったり。
偉そうなこと言えないけどね。俺もついついそっち行ってしまうから。
ここのユースには日本語ペラペラのオランダ人の女の人が一人いて結構頼りにしました。
なるべくいろんな国の人のとこにいようとはするけど会話は思いどおりにならんからなぁ。
今回日本人以外の黄色人種(韓国や中国の人)をあまり見かけなかったから、
この手の顔の人間はたいてい日本人で、たまってるとすぐ分かりました。
出発直前に結構会話が盛り上がってきて、オランダ人の女の子で、
語学に興味があるらしく結構マイナーな言語とかまで話せるんだけど日本語はさすがに難しすぎるらしい。
全く違う上に文字も多いし漢字まで出てきた日にゃ、ってことだよね。無限にあるからなぁ。
我々が英語を勉強するよりはるかに困難でしょう。
逆に英語さえできれば、っていうか一つできればあっちの言葉って連鎖で覚えるのかも。
そんでそのオランダ人の子に日本は漢字とか使うけど中国語とは違うの、とか聞かれて、
なんとか片言の英語で答えながら慣れてきた頃に出発の時間に。残念。
ちょっとぽっちゃり目のかわいい子だったのに。
バスターミナルに行きポチュトラ行きのバスに。目指すは南、海。