from_SeS

from Mexico 7

00/03/01-00/03/02

夜行バスで早朝にポチュトラに到着、そこから乗合タクシーに乗る。

通学途中の学生などでぎゅうぎゅうづめになりながら、シポリテで下ろされる。
ホントはその向こうのマスンテに行きたかったので、そこから歩く。
でも海が見えてきたらもう疲れたのでその辺のビーチカバナに寄る。
海辺にせりだしたいかにも南国って小屋が空いてるからと値下げしてくれたので、
そのままそこに泊まることに。ホントに単なる小屋だけどテラスとハンモック付き。

同じカバナに泊まってたパトリックというドイツ人が、店はあっちにあるとか、
この一帯はみんな親戚かなんからしいとかいろいろ教えてくれた。
ちなみに有名なシポリテの方は旅行者だらけでみんなドラッグをやってるから駄目だそうだ。
ここは居心地がいいからついつい長居してしまうとか。
母屋の上のテラスに行くとマークというアメリカンもいた。
ここは居心地がいいからついつい長居してしまうとか。
ここはnice placeか?と聞くと、このviewを見れば分かるだろ、と言われた。

とりあえず目の前は一面の海。泳ぐしかないっしょ。
この辺りはサーフィンの本場らしくそういう波が来てた。
わりと遠浅だから、適当にもまれて遊んでる分には波のプールっぽくて楽しい。
でも本気で巻かれると結構ヤバいパワーがあった。沖にもってかれると死ぬかな。

泳いで、疲れたら日陰でハンモックで揺られて、波の音を聞きながら寝て、
また海につかって、とかいうすげーだらけた時間を満喫する。

この辺に海ガメの産卵地で有名なところがあって、
隣のマスンテに海ガメ博物館があるというので行ってみた。
いろいろ絶滅危惧種などがいた。ガイドが英語も少し話してくれるのだがあまり分からず。
なんかナマコの生態についてガイドのおっさんに質問されたが分からないので、
それは知らないけど日本人はあれ食べます、と答えとく。
マスンテの浜は宿の前より少し観光客が多く、トップレスのおねーちゃんなどもいたりした。

宿の娘のグレースは7歳だったかな?ちょっとわがまま娘っぽい。
とりあえず折り紙でもあげておくと、何個もせがんできた。
自分で作れと教えてやってもやんないんだもん。友達のサウラの方はちゃんとやってくれるのに。
でもなんかなついてはくれたみたい。

夕食を宿で食べる。キッチンを見るにあまり衛生状態はよくない。
でもいつもこんなもんだしな、となめてかかったのが後でとんでもないことに。

ビール飲んでたらオランダ人のおっさんと鼻ピーの太目の女が来て、
マークと飲むからお前も、とビールをもう一杯もらう。
世界で一番重要な言語は英語、次はスペイン語だ。
これが分かればアメリカ大陸はどこでも行ける、とか話してた。

夜に寝ていて体中が痒くて何度も目を覚ます。
その時は蚊だと思ってたけど実は違った。腹痛のせいでした。
トイレにも何度か行ったんだけど、そのとき満天の星空に絶句。
何も無いとこだから本当に星の光と波の音だけ。すごかった。
ついでに朝の日の出も見た。

次の日もだらだらと過ごす。この日はシポリテに行く。
理由はすっぽんぽんのおねーちゃんを見るため。ここはヌーディストビーチだそうだ。
全員というわけではないが確かに何人かいました。
みんなカップルで、男はパンツはいてた。あれ彼氏的には平気なのかな。
ぷらぷらさせてるおっちゃんもいました。絶対ラリってる奴ら。
途中「海ガメが来た!」と騒ぎになって集まりましたが死体でした。
誰かが海に返しに行きました。

この日は日没も見る。パトリックが教えてくれた海に日が沈むとこ。
すげー遠くてすげー疲れた。

宿に戻るとまたグレースが折り紙してとか言ってくる。
そのわりにすぐ飽きたりする困ったさんでした。
スイス人のサミュエルという奴がいて、
こいつはフルーツやコーンフレークをくれたわりといい奴なのだが、
そいつが「お前もスモーキングするか?」とか言うから、
煙草かと思って「たまに」と答えると、後で上に来いよと言われ、
行ってみるとまわってきたのがコレ、煙草じゃねーじゃん。
サミュエルも、マークも、パトリックまでやってんじゃねーか。
コレが高いもんだからちっとだけしかまわってこなかったんだけど、
とりあえずちっとだけ吸うようにしたら、なんか別に気分よくなるというより、
なんかやる気なくなる感じ。だらっとした。
そんでそこで波の音を聞きながらハンモックで揺られるわけだ。
波、ハンモック、星空、全てが天然ドラッグのようなもの。ここはダメ外人の楽園。
皆がトリップタイムに入ってふぅとか言いながら歩き回ったり揺れたりし始めた頃脱出。
サミュエルに「多分明日の朝ここを出発する」と話すと、
「そういって君もまたここにいるんだ。僕もそうだった。」その目は妙な光が・・・。
コレ法を破ってまでやるほどのもんじゃねーよ。もーいいや。

必ず翌朝ここを立とう、と思って眠りにつくのでした。
この日はハンモックで寝た。その方がかゆくなかったから。でも首が疲れた。