from Mexico 8

00/03/03-00/03/04

つー事で早朝起床。今日は強行移動日なので行動は早く。ここではないどこかへ。

早起きして掃除しているドミンゴさんに別れを告げ、一度ポチュトラへ戻る。
そこからアカプルコまで強行で行こうと思ったらバス代が異様に高い。
別にアカプルコで観光するつもりはなくて、目指すはシティーに戻ることなんだけど、
アカプルコからは高速道路がつながっているので道がいいのだ。
シティーは標高が高いので他だとひどい山道になってします。それはちとツライ。
とりあえずバスがそれしかないから一度は購入したけど手続きもたもたしてるからキャンセル。
とりあえず隣町へ普通のバスを乗り継いで行くことに。

全然安い値段でプエルト・エスコンディードに到着。ここも有名な観光地。
とりあえず金おろしてメシを食う。やはり腹具合が悪い。でも食わないと倒れるからなー。
バスを待ってたところ昼間から飲んでたあんちゃんに声かけられる。誘われるがまま店に。
彼は１９歳で、しきりに俺はニューヨルク（メヒカンはＲを「ル」と発音する。ニューヨーク）
に行くんだ、と話してきて、チケット代持ってるんだ、と見せてくれた。
お前パスポートって知ってるか？と思ったけど夢壊すのもなんなんで言わず。
なんかビールおごってくれた。二本目はつらかったのだが。いい奴だった。
バスターミナルに行く途中で今度はナディアと言う女の子に呼び止められる。学生さん。
明日もここに来るのとか聞かれて、いやもう移動するんだけど、と言ってしまった。
別に目的ないからここで泊まってもいいんだけどねー。もったいないことしたかな。
ちょっとお話して握手して分かれる。やっぱもったいないことをした。かわいい子だったのに。
って言うか他人にぽんぽんついて行きすぎ俺。そのうちイタイ目にあうかも。

最初はそこからアカプルコまで直行しようと思ったけど、適当に途中で降りることに。
街の名前は忘れたけど適当な行き先のチケットを買う。
途中バスでえらく気分が悪くなる。二本目のビールが効いたらしい。
しばらくしてようやく落ち着いてきたら、となりのメヒカンがなんか英語が分かるらしく、
そいつとといつの友達と話した。メヒカンのこういうところは嫌いではない。
彼が降りる街がどうやら一緒だったので降りて、ホテルを紹介されて別れる。
そこは高かったので他を探す。なんか街のいたるところに軍人がいる。なんだ？
ソカロまで行って、なんもなかったのでやっぱ今日中にアカプルコまで行くことにする。
戻る道にはさっきいた軍人がいない。ホントなんだったんだろ、あれ。
バスターミナルのトイレは有料のくせに汚い。せめて水は流れてくれ。そういうレベル。

アカプルコ行きのバスは、運ちゃんがとてもカッコよくて印象に残った。
別にそういう趣味はないが、ワイルドで俺のかっこいい判定上位。そのくせ運転はジェントル。
妙な乞食が乗ってきたためちと気分を害する。
アカプルコまでの途中の道は観光マップに載るような町は一つもない感じ。
ただただそこには普通のメヒカン（説明遅れたけどメキシコ人ね。xiを「ヒ」と発音）の生活があった。
小学校のコートでバスケする少年たちとか見てここで降りようかと何度も思ったし実際降りればよかった。
バスの中でケンカが勃発。原因はやっぱさっきの乞食。バスを止めてみんなが仲裁。
降ろせばいいのにあんなやつ。

アカプルコには深夜に到着。
もうホテル探すのもつらい時間なのでこのまま夜発でシティーを目指そうかとも思ったが、
シティーの治安から考えて早朝着は危険。一泊することに。
水シャワーしか出ないホテルを値下げしてもらって宿泊。その夜の体調が最低。
死ぬかと思った。夜バス乗らなくてよかった。本気で帰りたくなった。

翌朝バスでシティーへ。泊まってたホテルで日本人の置いていったガイドブックを借りる。
ホテルの近くの薬局で腹痛の薬をジェスチャーだけで説明して購入。
４時間おきに飲め、と。これが本当に４時間しか効かないんだ。
まだ日が出てたので目的地の決まらぬまままたターミナルへ。
ちょうど出発するとこだったモレーリア行きのバスに乗る。
チケットは高かったがこれは一等バスの上を行く特等バスだったらしく、座席も広い。
車内食まで配られる。ちなみに日中はそれほど体調悪くない。
モレーリアに着いたのは夜。そろそろ旅も終わりなのでテレビ付きのちと高いとこに泊まる。
ロビーのあんちゃんは元西武にいたデストラーデ似。
夜のソカロや街並みを散歩。地方の治安は悪くない。照明灯が統一されており綺麗な街。
テレビでルパン三世をやってた。不二子ちゃんの名前が何故かバネッサ。
「ふぅーじこちゃぁーん」のところが「バネッサァー」。もともと日本人には見えないからいいが。

だらだらテレビを見ながら就寝。腹の調子はよくない。